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巻頭法話 一覧

  • No.001
    敵をつくらない人間の真の生きかた

    人間はこの世に生まれ落ちたときから、“競争社会”の一員としてスタートさせられる運命にあります。小学校や中学校で猛勉強させ…

  • No.002
    罰の罰

    罰という概念は人間だれでも好むものではありません。…

  • No.003
    心の逃走

    私たちは、この世に生を受けてからというもの常に悩みごとに見舞われています。物ごころのついたそれこそ子供のころからお小遣い…

  • No.004
    悪魔に勝つために①

    元来人間の精神は脆弱[ぜいじゃく]であると言いきっても差し支えないとおもいます。「もっと良い人間になりたい」「自分という…

  • No.005
    悪魔に勝つために②

    人間の身体を清浄なものと思いこむことは、即ち悪魔(煩悩)につけ入る間隙を与える愚劣なる思考であるということは前号で解説し…

  • No.006
    真実の見つけ方

    釈迦尊と同時代である宗教の開祖ともなったSañjaya[サンジャヤ]という有名な宗教家がいました。釈迦尊より年が上で弟子…

  • No.007
    心のワクチン

    人類は、その歴史が始まって以来、二つの大きな悩みとともにその人間史をかたちづくってきたと言っていいのではないでしょうか。…

  • No.008
    思考についての考察

    人間が他の生きものに比して決定的に差があると思っていることは“考える”ということだと人間自らが認めようとしています。 動…

  • No.009
    知識欲

    人間の最も尊ぶ財産とはいったい何でしょう? これこそが人間にとっていちばん欲しがるものというのはどんなものでしょう? お…

  • No.010
    いまの瞬間

    今回は仏教のなかでも特に重大な意味を持つといわれている …

  • No.011
    いまの瞬間の生き方を実現する方法

    先月号でお話した“いま、ここ”に生きるという概念について、今月号ではもう少し掘り下げて具体的にそれを考えてみたいと思いま…

  • No.012
    こころはわがままです

    こころというものはなかなか理解しがたいものですが、人間が真理の道を追求するためにはどうしても理解しておかなければならない…

  • No.013
    敵と味方の見分け方

    人が生きるためには自分の敵と味方の区別をまず知ることです。結果として自分の人生を不幸にするものは敵となるでしょうし、幸福…

  • No.014
    すべてを勝ち抜くためには

    今月は「すべてに勝つ」というテーマです。 すべてに勝つということを、世界征服という意味に捉らえても構いません。マンガなど…

  • No.015
    身体と幻

    我々の身体は、とても大事なものです。よほど非常識な人間でない限り、「そんな事はない」などとは言わないでしょう。生まれた時…

  • No.016
    他人ばかり観たがる心

    人間がものごとを、自分中心に主観的に考えるというのは、その個人の固定観念に基づいたものです。ですからいつでも正しく判断で…

  • No.017
    人生の目的①

    我々は生まれたときから死ぬまで、いつも必死で生きています。 小さいときは勉強したりスポーツしたり、頭と体を鍛えるために忙…

  • No.018
    人生の目的②

    道徳的な生き方により人格を完成することを人生の生きる目的としましょうと先月号で述べました。 道徳的な面で気づきながら生き…

  • No.019
    「愚か者」とは誰のことか

    原始経典を読むと、「愚か者」という言葉がたびたびでてきます。たとえ出家者であっても過ちを犯すことがあります。その過ちを戒…

  • No.020
    いい影響・悪い影響

    愚か者といえば、特別に知識のない人ではなく、真理を体験しようとしないごく普通の人々のことを意味するという話を先月講義しま…

  • No.021
    「悩み、苦しみ」を諦められるか

    仏教の立場からいえば、人間の苦しみ、悩みは人間が勝手に作っているものではないかといえます。しかし悩んだり心配したりしてい…

  • No.022
    賢者への道

    愚か者と賢者という言葉は、今までの話のなかでたびたび出てきました。愚か者の意味は簡単に説明もいたしました(9月号/no.…

  • No.023
    「愚か者」もいろいろ

    本来無知なる性格の人間が、人生を無知のままで終えてしまうようなことにならないためにはどうすればよいのかということを考察し…

  • No.024
    無知から生まれるわざわい

    愚か者、無知な人という言葉はよく使いますが、この言葉のなかには非難する気持ちも否定する気持ちもまったくありません。「無知…

  • No.025
    人格と性格は変えられる

    人間にとって、どんな環境で育てられ、どんな環境で生きているかということは非常に重要な問題です。それは人間の人生そのものを…

  • No.026
    賢者人間入門①

    仏教における愚か者という言葉の意味はこれまでにも何度も説明いたしました。愚か者にならない方法も説明してきました。今月は賢…

  • No.027
    賢者人間入門②

    人間は感情に支配されています。好き、嫌い、欲望、夢、怒り、憎しみ、嫉妬、倣慢、プライド、メンツ、失望、苦しみ、悩みなどは…

  • No.028
    賢者人間入門③

    賢者という性質は持って生まれるものではありません。 智慧のある人間になるためにはそれなりの努力が必要です。それなのに普通…

  • No.029
    賢者人間入門④

    賢者というのは、単に智慧があるというだけではなくて、ちゃんとした人格をも持っています。 すばらしい人格を形成していくこと…

  • No.030
    聖者(阿羅漢)の心①

    心に何か悩みがあったり、不安があったりすると私たちは、ヴィパッサナー瞑想でもしたら明るくなれるのではないかと思います。あ…

  • No.031
    聖者(阿羅漢)の心②

    先月号では「おまけ」を目的に vipassanā 実践をしない方が賢い生き方ではないかと申し上げました。…

  • No.032
    聖者(阿羅漢)の心③

    人はものを集めることがたまらなく好きです。人生というのはものを集めることだとも言えるほどです。 生活にどうしても必要なも…

  • No.033
    聖者(阿羅漢)の心④

    人というのは、ずいぶん忙しいものです。時計という偉大な神様に完全に管理されています。 しかし、もしもこの神様に言われると…

  • No.034
    実る生き方①

    釈尊がマガダ国の舎衛城(サーヴァッテイ)の竹林精舎に住んでおられたとき、タンパダーティカという王様の死刑執行人がいて、5…

  • No.035
    実る生き方②

    ある商人達のグループが、船で商売に出かける途中に遭難しました。そのなかの商人のひとりバーヒヤは板切れにつかまってスッパー…

  • No.036
    本気でチャレンジ

    インドのラージャガハ(王舎城)という町にクンララケーシーという娘さんがいました。両親は大金持ちで、その娘を一歩も外へ出さ…

  • No.037
    競争での勝利は勝利にあらず

    お釈迦様はいつも、人間が幸福になる道だけを教えてこられました。全ては苦しみであるということが普遍的な真理であると教えられ…

  • No.038
    「祈り」は宗教とは無関係

    宗教には、儀式、儀礼などがつきものです。文明といっしょに、宗教という概念も生まれ発達してきましたが、文明の初期時代の宗教…

  • No.039
    「祈り」より正しい人間関係

    宗教と祈りの関係をさらに考察してみましょう。…

  • No.040
    死ぬのは怖い?

    ある比丘のグループがお釈迦様から瞑想指導をうけて、森の中に修行に入ることになりました。 釈迦尊は、行く前にサーリプッタ尊…

  • No.041
    怖がるものは武器を持つ

    傍若無人で身勝手で、怖いもの知らずの暴れ者は一見気が強そうに見えますが、実は根性なしで間抜けな気の弱い性格です。大概の人…

  • No.042
    落ち込むのは、人間の本性

    人の実行力、あるいはやる気というものは、あまり長く続くものではありません。すぐにやる気が消えてしまうという経験は、誰にで…

  • No.043
    生きることは爆弾遊びか

    人間を悩ませる苦しみについて、極限的な話をします。 釈迦尊の時代、インドに、パターチャーラー(Patācārā)という名…

  • No.044
    悪は、心の趣味です

    「悪いことなんかはやりたくない」「いいことだけをして一生、生きていきたい」。誰に聞いても皆、このように考えているようです…

  • No.048
    危険を抱きしめるべからず

    今、とても寒いですね。出かけるときには暖かい服を着て、必要ならカイロも入れて用意しないと、風邪を引くかも知れません。私な…

  • No.049
    悪に対する抵抗力

    悪がはびこるこの世の中で、心を清浄に保つことは可能でしょうか。この地球に生きている人間社会を見渡すかぎり、賄賂、搾取、弱…

  • No.050
    敗者の道

    怒りっぱなしの人生はいやだなあと、思わない人はいないでしょう。明るく楽しく、みんなと仲良く生きることができればなんて幸せ…

  • No.051
    無関係なことにも巻き込まれる

    舎衛城(Sāvatthi サーワッティ)という都市に、宝石細工職人の夫婦が暮らしていました。この夫婦は仏教を信仰し、お布…

  • No.052
    心からは逃げられません

    悪事、不正などを行う人は、それらが露見しないようにいろいろと工夫します。しかしうまく隠し通したと安心できるのはつかの間で…

  • No.053
    なぜ殺してはいけないのか

    暴力を振るってはいけない、人を殺してはいけないというと、誰でも当たり前のことだと思うでしょう。なぜ殺してはいけないのか、…

© Japan Theravada Buddhist Association.